正しい洗顔方法と保湿方法について
洗顔と保湿は、なぜそれが必要なのかをきちんと知っておくことが大切です。そのことによって、それぞれの正しいやり方を理解することができるからです。今回はスキンケアに欠かせない洗顔と保湿について解説しましょう。
■ 洗顔と保湿の重要性
洗顔は顔の美肌を保つための最も基本的な作業です。肌の健康は、新陳代謝によって古い細胞から新しい細胞へと置き換わることで保たれています。このサイクルはおよそ1カ月程度の周期で繰り返され、肌のターンオーバーなどと呼ばれます。しかし、毛穴に皮脂や角質が溜まったままだと新陳代謝がスムーズに行えなくなります。これが肌トラブルの原因となります。
保湿はその肌の中に、適度な量(20%前後)の水分を与えるために行います。実は洗顔によって洗い流す皮脂や汗は、肌にまったく不必要というわけではありません。脂分が極端に不足すると肌の柔軟性がなくなり、角質が硬くなります。そのまま乾燥してしまえば皮脂は毛穴の中で凝り固まり、洗顔で取りづらくなります。もともと皮膚の潤いは、皮脂膜(皮脂と汗で作られる天然のクリーム)、細胞間脂質(セラミドに代表される脂質)、天然保湿因子(アミノ酸が主な成分)という3つの物質によって一定に保たれています。保湿は、この細胞が持つ本来の保湿機能をサポートするのが主な目的です。
つまり洗顔と保湿は、ワンセットで肌の健康的なバランスを保つために行うものです。よけいな汚れがなく、しかも潤いが保たれた肌は、紫外線の吸収を抑え、ニキビなどの肌トラブルも予防してくれます。
■ 正しい洗顔方法
では洗顔はどのように行うのが正しいのでしょうか。項目別に見てみます。
洗顔は1日何回すればいい?
洗顔は朝と夜の2回で十分というのが多くの専門家の意見です。洗顔剤を使うのは夜だけで良いという意見も少なくありません。1日に何回も洗顔をすると皮脂などが洗い流され、バリア機能を失った無防備な状態になります。また、皮脂などを作ろうとする機能が働いて、逆に脂っぽくなってしまうこともあります。
冷水と温水どちらで洗うのが正解?
冷水で洗顔すると毛穴が開きづらいため、効率よく汚れが落ちません。逆に、40度以上の熱いお湯は毛穴が開きすぎて過度に皮脂などが落ちてしまいます。最適なのはぬるい温水です。体温より少し低いくらいの温度が良いでしょう。
正しい顔の擦り方、ゆすぎ方、拭き方
まず手を洗い、ぬるま湯だけで顔を湿らせて毛穴を開きます。洗顔料を使うときは、泡を作って手のひらに取り、顔に載せます。次に顔全体を洗いますが、両手でくるくると円を描くようにしながら、泡を広げていくのがコツです。ゴシゴシとは擦りません。その後、またぬるま湯を手ですくって泡を洗い流します。ここでも乱暴にゆすがず、顔を温水に浸して泡を取るイメージです。きちんと泡が取れたら、最後はタオルで顔をポンポンと叩くように拭きます。
■ 正しい保湿方法
次は保湿ケアを行う方法です。こちらも項目別に見てみましょう。
保湿をするタイミングはいつ?
保湿をするベストなタイミングは入浴した直後です。お風呂に浸かって毛穴が開き、汚れも落ちているので、ケアをするための条件がそろっています。保湿は、入浴して体を拭き、肌が乾燥しきってさらさらとした状態になる前、まだしっとりとしているうちに始めるのがおすすめです。
手とコットンはどっちがいい?
手とコットンは一長一短があります。手は肌に対して刺激が少なく、人肌に温まるので肌になじみやすくなります。肌の状態を直接確かめられるのもメリットです。コットンは保湿成分を均等に行き渡らせることができます。雑菌などがつきづらいのもメリットです。
化粧水のつけ方
まず、指定された分量を手のひらかコットンにとります。多く取りすぎるのは禁物です。手の場合は両方の手のひらに化粧水を分けて、手のひらで顔を覆うようにしながら軽くタッチしていきましょう。中指と薬指で中心から外側へ、肌をリフトアップさせるような動きでなじませていきます。コットンの場合は中指と薬指の間に挟んでパッティングしていきます。コットンのほうが肌を傷つけやすいので、ゴシゴシと擦らないように、やさしく肌に染み込ませていきます。
洗顔と保湿は正しい方法を守って行わないと、逆効果の結果をもたらしかねません。面倒と感じても手を抜かず、きちんとした方法で行いましょう。
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