デスクワークからくる肩こりを和らげよう
デスクワークは立ち仕事などに比べれば楽……、かと思いきや、多くの人が肩こりや肩こりから来る頭痛に悩まされています。デスクワークで肩がこるのはなぜなのか、肩こりにはどのような対策が有効なのか、今回はデスクワークから来る肩こりを和らげるための方法をご紹介します。
■ デスクワークで肩こりになるのはなぜ?
人間は直立二足歩行をする動物で、しかも一番上にある重い頭部を細い首で支えています。肩こりに関係するのは、この首の後ろから肩、背中にかけての「僧帽筋」、あるいは肩甲骨から頭蓋骨の付け根にかけての「肩甲挙筋」といった筋肉です。肩こりはこれらの部分に負荷がかかり、血液やリンパ液の循環が悪くなることで起こります。
デスクワークで長時間、同じ姿勢で作業を行っているとこれらの筋肉がこわばってきます。特に猫背になっていたり、椅子に浅く座って背もたれに寄りかかっていたり、脚を組んでいたりと姿勢が悪いと、身体によけいな力が加わって肩こりが起こりやすくなります。あるいは、パソコンのモニターを長時間見ることで目が疲れる、手作業をしていて手や指が疲れるといったこともコリにつながります。さらに、精神的な緊張などのストレスも筋肉をこわばらせ、肩こりをひどくする要因となります。
■ 業務中にできる肩こり対策
肩こりを防ぐには、デスクワーク時の環境を見直すことから始めましょう。まず椅子の高さを調整します。背筋を伸ばして腰を掛けたときに自然に足の裏が床につき、膝が直角に曲がるのがベストな高さです。机はその椅子に座って、パソコンのキーボードに手を置いたときに、肘が直角に曲がるくらいの高さにすると楽です。あるいは椅子の肘掛けに肘を乗せるようにしましょう。また、モニターは視線を真っ直ぐに向けたとき、やや下にあって見下ろすくらいの位置だと疲れません。モニターと目の距離は40cm程度離しましょう。
作業中は背筋を伸ばして胸を張るようなイメージの姿勢を保つようにしてください。ときどき休憩を入れて立ち上がる、歩く、ストレッチするなどの動作を行うのも肩こりの軽減に役立ちます。
■ 肩こりのために自宅でできること
仕事から帰ってきたら、自宅でできる肩こりケアも行っておきましょう。ポイントは肩の筋肉をほぐし、血液やリンパ液の流れをよくすることです。ハンドタオルを濡らして電子レンジで1分ほど加熱すると蒸しタオルが作れるので、これを肩と首まわりに当てましょう。そして、腕を胸の前で交差させて自分で自分の肩をマッサージします。タオルが熱すぎるとやけどをする恐れがあるので、熱いときは必ず冷ましてから使用してください。蒸しタオルとマッサージでコリがほぐれ、血液やリンパの流れが良くなります。
肩や首を温めるには、シンプルにお風呂に入るのも効果があります。ぬるめのお湯に首まで浸かって、ゆっくり肩や首をマッサージしてください。お風呂から出た後、まだ身体が温まっているうちにストレッチを行うのも良いでしょう。ゆっくりと首を前後左右に倒す、首を回す、肩を回すといった運動を行います。
このとき、首や肩にハリやコリを感じたら、違和感がなくなるように意識しながら、ストレッチやマッサージを続けてみましょう。両手を組んで後頭部、あるいは額に添えて、手の力も借りながら首をゆっくりと前後に動かす、左手で頭の上から右耳のあたりに手を添え、右手は顎に添えてやはり手の力を借りて頭をゆっくりと横に傾けるのも効果があります。最後は、両手を組んだまま腕を前に伸ばしたり、背伸びをするように上に伸ばします。上半身や、身体全体のストレッチも行っておけばより万全です。
デスクワークですぐ肩がこってしまうという人は、体質もありますが、上記のようなマッサージやストレッチを習慣づけることで少しでもコリを和らげることができます。まずは肩に疲労を溜め込まないこと、それでも肩が重くなったら「温めてからほぐす」こと、これらを心掛けてみてください。
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