専業主婦で子育てもしていれば、必ずストレスは溜まるものです。問題はそれをどのように解消するか、その方法を考えておくことです。ここでは専業主婦の人が自宅でもできる手軽なストレス解消法についてご紹介します。

■ 専業主婦のストレスの原因
専業主婦は普段、どのようなことにストレスを感じているのでしょうか。日々の家事や子育てがストレスになることももちろんあります。しかし、各種アンケート調査を見ると、それらにプラスして、夫が協力的でないことにストレスを感じるという意見がとても多いようです。

少しでも家事を手伝ってくれたり、育児に参加してくれれば助かるのに、そうした姿勢が見られないと、どうしても不満は溜まる一方です。
誰かに頼めば手伝ってくれるとしても、嫌々やっているという態度が透けて見えるようだと、それもつらいものがあります。
逆に、夫の仕事が大変でなかなか協力が得られないとしても、何か心からの言葉をかけてくれれば、それだけでも多少は不満が軽減されるはずです。

実は兼業主婦よりも、専業主婦のほうがストレスを抱え込みやすいというデータもあります。
理由は専業主婦には「逃げ場がない」からだと言われます。子供中心で自分の時間を持つことができず、子供は可愛いものの、目に見えるような達成感もなかなか得られない、そして社会との関わりがなくなって隔絶された気持ちになってしまうことも原因です。

それでいて、ママ友同士の人間関係、姑との関係などもうまくいかず、夫もあまり話を聞いてくれないとなれば、ますます逃げ場はなくなってしまうでしょう。

■ 専業主婦がストレスを溜めるデメリット
育児ストレスがもたらす弊害の最たるものは、子供への悪影響です。イライラが募ってつい怒ってしまうことが続けば、子供の心には恐怖心や母親に支配されたという記憶が残ってしまいます。
怒られ続けた子供は自己評価が低くなり、成長後も感情や衝動をコントロールすることができなくなるとも言われます。

また、子供が母親の態度に反発してかんしゃくなどを起こせば、母親も子供に怒鳴ってしまうなど悪循環が起きることもあります。夫があまり協力的でないとすれば、やがて不満の矛先は夫に対しても向けられるでしょう。ストレスを溜め続けるというスパイラルが続けば、結果、家庭を維持していくのが難しくなることも十分に考えられます。

■ 専業主婦が自宅でできるストレス発散方法
と、ここまで暗いことを述べてしまいましたが、こうした事態に陥らないよう、ストレスを発散する方法もあります。大事なことは意識して「逃げ場」を作ることです。

まず、子供から少し離れて、自分の時間を作ることです。夫婦間でよく話し合いをして、1日のうちの数時間でもいいので子供の世話を頼み、自分の時間を持つようにしましょう。

自宅でなら、半身浴をする、読書やドラマ、映画鑑賞、ゲームなど自分の好きなことに時間を費やす、ヨガや瞑想をする、SNSで友達とコミュニケーションをとったり、長電話をするといったことを実行してみましょう。
その間だけは子供のことは夫を信頼して任せてしまうことです。あるいは、数時間でも、ゆっくり寝るというのもリフレッシュになります。

もしも外に出かける時間が取れれば、ウィンドウショッピングやスポーツ、友達と会っておいしいものを食べてプチ贅沢をしながら話すといったことをするのもとても効果があるでしょう。

子育てにはもともと休日はありません。24時間、完全な休憩時間もありません。であればある程度、努力をして、自分のためだけに時間を作ることがとても大切です。
ぜひ、そのために夫婦で話し合いをしましょう。夫ではなく、親やベビーシッターに子供を預けることができるのなら、友達と会う他にも、夫婦2人で出かけるのも良いでしょう。どうすれば自分の「逃げ場」を作れるのか、一度じっくりと考えてみてください。

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